涙が溢れてなかなか記事が書けないのですが
タイトルの通り、7月13日の昨日、みよし家のククちゃんが亡くなりました。

享年18歳、正確には17年と10ケ月くらい生きました。

元獣医の親父曰く、人間で言うと110歳くらいの大往生とのことです。

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僕の大切な家族だったククちゃんの生い立ちを長くなりそうだけど覚えている限り書きたいと思います。



僕が小学校6年生の春。
当時飼っていた愛猫チャチャが交通事故で亡くなりました。
2歳という短い命でした。

茶色の体をしていたからチャチャで、南国少年パプワ君にはまっていたので、そこに登場してくるチャッピーというキャラクターからすこし名前を持ってきたという記憶もあります。

チャチャの死は突然すぎて涙が止まらず学校でも泣いていたのを覚えています。



そしてそれから数カ月後だったと思いますが、
ちゃちゃをくれた方から新たに赤ちゃん猫が生まれたと連絡をうけ
少し戸惑いながらも白黒の猫をもらうことになりました。

それがククでした。

小さいころの当時の写真はありませんが、かなりジャレルのですごい僕が遊んでいた記憶があります。
そのおかげで噛むように育ってしまいましたが・・・。

親のしつけって大事です笑。



ククちゃんは1歳くらいから今まであんまり体の大きさは変わらず、ずっと小柄で細いというよりはスタイリッシュな体格でした。

みよし家はお寺なので境内は広く、そこを縦横無尽に走り、歩きまわっていました。

僕はたまに「ククは何をして生活しているのだろう」と思っては、尾行していましたね。
特に何にもしていませんでした笑。

基本的に無愛想で、ご飯のときだけにゃーにゃー鳴いてきました。
でも冬は寒いのか膝の上やストーブの前を陣取っていましたね。



ククちゃんがいることが『当たり前』の日常になり。



涼しい床の上でくつろぐククちゃん
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すごいところから顔と舌を出して爆睡中のククちゃん笑
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ククちゃんの肉球☆
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冬はいつもファンヒータの前でごろごろしていました。
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ククちゃんは新しいものが好きで、何か新し箱とか入れ物をそこらへんに置いておくと知らぬ間にすっぽり収まっていることもしばしばありました。

新しく買ってきたばかりの食器桶の中笑
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宅配便の中身が空になった段ボールの中(本当にやらせではありません笑)
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新しく買ってきた炊飯器の箱の上
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水の入れ物の上。
そんなアンバランスな所で寝なくてもいいのに笑。
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これは定番ですね、ビニール袋や紙袋の中
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こういうところに入ってしまうと僕やお姉ちゃんの標的にされることもしばしば笑。
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ククちゃんの動画も少しUPしました。


動画の結果がこれですね笑。
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意外に居心地がいいみたいでしばらくこのまま寝ていました笑。


靴をはかせてみたりもしました。
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うちのククちゃんは掃除機がマッサージ効果があるのか気に行っているらしく
毛を吸われても大人しいです。



僕が車を弄っているときも近くで見守っていてくれたり
邪魔をしてくれたりしていました笑。

バンパー磨き用の耐水ペーパーとククちゃん
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内装塗装中のダッシュボードとその中に入るククちゃん
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塗装臭いのが気になって見に来たククちゃん

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歳をとってからは夏でも冬でも近づいてきては膝の上に乗ってきました。
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レコーディング中にとことこやってきてはとーるちゃんとアイコンタクトを交わしていました笑。
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大学になってから携帯やデジカメが復旧してすごく沢山のククちゃんの写真を撮っていました。
上に出てきた写真もその中のものなのですが。



その中でも特に好きな写真を4枚。

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この写真をみると、いつもみよし家の家族の近くにいることにククちゃんは安心していたんだなって嬉しくなります。




ククちゃんが亡くなる2日前の7月11日。

ククちゃんが体調悪そうにしていたので心配していました。
僕は今借家に住んでいるので近くにいてあげれず、20分くらい撫でた後バイバイしました。

ククちゃんとのコンタクトはそれが最後でした。
すごく気持ちよさそうにゴロゴロ言ってくれていましたよ。



そして7月13日23時頃、お盆の手伝いで前泊予定で寺に帰って
ククちゃんがいつもの場所で寝てるってお母さんに聞いたので様子を見に行きました。

その時すでに体が冷たくなって亡くなっていました。

お母さんは21時頃に撫でていた時はまだ意識がはっきりしていたようで。

7月13日22時前後に亡くなったんだとおもいます。



きっと2日前からずっと頑張って生きていたんだね。

お母さんに撫でられて安心して眠りについたんだね。

痛い思いをせずに安らかに亡くなって行ったことに安心しました。

最後の最後まで家族に見守られて優しい愛情がもらえて本当に幸せだったね。



僕やみよし家にとってククちゃんがいることが当たり前になって

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ククちゃんも僕たち家族みんなが近くにいることが当たり前になっていて。

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ククちゃんが好きな場所でごろごろすることも当たり前になっていて

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僕が悲しくて落ち込んでいるときも

家族が悲しんで落ち込んでいるときも

答えてはくれないけど話を聞いてくれて

そばにいてくれて。

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僕が楽しい時も嬉しい時も

家族が楽しい時も嬉しい時も

ククちゃんは一緒に喜びを感じとってくれていたのかな?



だからずっとみんなと一緒にいたいって思って18年間も生きてくれたのかな。

僕が今29歳だから、人生の3分の2もククちゃんと一緒にこの世界を歩いてきました。



僕や家族にとって当たり前のククちゃん。

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いなくなってから気付くことってこの世の中、本当に多いけど。



でもいなくならなきゃ気付かないことの方が本当に沢山沢山あって。



今のこの悲しみや

長生きしてくれたことの嬉しさや

ククちゃんがいてくれたことの感謝や

数えきれないくらいの感情が僕を包み込んでいるけど

全部ひっくるめて僕は幸せだったよ、ククちゃん。

家族みんな幸せだったよ、ククちゃん。



これがククちゃんと一緒に撮った最後の写真。
亡くなる1週間前です。
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ね、結構はっきりしてるでしょ。
1週間後に亡くなるなんて思わないくらい元気でしょ。

本当に最後まで僕たち家族に元気をくれて本当に幸せでした。



命日は7月13日(22時)。



翌朝の7月14日、家族7人全員

いや、ククちゃん入れて7人と1匹、8つの暖かい心が集まることができ、最後の時間を過ごしました。

その後、丁寧に丁寧に埋葬してあげました。

お寺って感じのお墓になりましたよ。



お寺の手伝いが終わってからお墓を遠くからしばらく見ていたのですが、
すぐ横からてくてくククちゃんが庭を歩いてくるんじゃないかって思えて、

涙が止まりませんでした。



7月14日はみよし家のお寺のお盆の日。

今日、空は雲ひとつない快晴。

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ククちゃんはご先祖様やチャチャと一緒に賑やかに天に昇って行ったんだね!!

最後までみんなと楽しく過ごせてよかったね!!



ククちゃん、本当にありがとう!!
長い間、本当にありがとう!!

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